戻ってまいりました（空さん感想）

妙な予告を残してしまったせいで本当に星になったかと思われてないか心配なつづみです。お久しぶりです。
ここ数週間は卒論で、24時間トイレ以外椅子に座りっぱなしとかやってたら人としての身体機能がおかしくなりました。
なんていうかアイアムダイイングー！！みたいな。
直訳風に「私は今まさに死んでいる最中である」みたいな。
死ぬを現在進行形でこなしてた感じです。
まあとりあえず終わったのでよしとします！！

あっ年末にメールいただいてましたありがとうございます！！！！！お返事こんなに遅れるとは…申し訳ないです…後ほど必ず！





さて、では遅ればせながらの空さん感想。
なんかぐだぐだになりました。
プラトンを見ていたら亀、というか何か生き物を飼って一緒にてちゅがくしたい今日この頃です。

冒頭、シロツメクサが可愛いです。
作中は相変わらずの春の陽気で、現実の冷えた空気が余計に染み入りますね！
ああ私も早く桜の下でぽこぽこしたい。センター試験で受験生大変なのになんでまた雪とか降るの…！

で、亀のプラトンがごく普通におでかけしております。大丈夫なのだろうか…と思ったけど亀って存外に丈夫ですよね。
実家で昔飼ってたゼニガメのカメ太が、水槽の中に落ちた洗濯物をつたって3階のベランダから下に落下し、無傷で普通に這いまわってたことを思い出しました（何の話）
それでも車にひかれる可能性もあるので神さまが心配するのも分かります。

で、ランドセルからった空さんがかーーぅあーいーー！です。分かりにくいですね、かわいい！です。
「亀に進化」の発想はまさしくたなワールド！！って感じで、ランドセル脱いだ時の「脱皮！」に伊賀ずきんのギャグ要素を思い出しました。ほっこり。
なのにきちんと話の核になる伏線になってる、という徹底した部分も相変わらずでそこにしびれる憧れるっっ！！

パルテノンに行きたいプラトンと空さんがおでかけ。
お互い「亀と話せる人間すごいなぁ」「人間の言葉喋れる亀すごいなぁ」って、どっちもすごいよ！あんたら何モノだよ！！やはりこの二人が中心に行動してくんですね。
でも個人的に凡人の神さまの方も気になるのでちょこちょこ出てきて欲しいなー。

たららたったたー、国語のきょうかしょ～～♪……すごく聞いたことがある気がします。
これはタラちゃんの足音と共に受け継がれいく伝統の効果音であってほしいですね。本当になんの話だ。
って、たな先生は確実に大山のぶよさん世代でしょうが、空さんは確実にわさびさん世代な気がする。時の流れ……

「かばんを持つと帰る場所が分かるね」…なんだか今回難しかった！

空さんのランドセルに入らないものが置いてある場所が空さんのおうちで、帰る場所。
プラトンのかばんは甲羅で、その中には心があって、その「かばん」に入りきらない何かがあるのがギリシャで、そこがプラトンの帰る場所。

肉体的には行ったことなんかなくても、プラトンは何度も何度も哲学してギリシャへ行って、そこに対する憧れとかをいっぱい残してきたから、ギリシャに帰ろうとプラトンのかばんが指し示してるんでしょうか。
だから、そうやってたくさんたくさん考えるプラトン自身が誰よりも「哲学」で、誰より遠くに行けるのだ、と。

「その場所を思う瞬間、光より速くその場所へ行く」っていうのは童話でバカにされる歩みのノロイ亀さんだからこそ、より意味がある行為ですよねー。
月に住むうさぎにだって追いつけるなんてよく考えたらすごい手段。

かばんで持っていける「私」と、持っていけない「私」が残る場所がある。
逆にいえば、かばんに全部を詰め込んだ出発は、戻ってくる必要のない出発だから、
航ちゃんの言う「旅はいつか帰る場所に向かう行為だよ」ってのとかかわるのかな。
持っていける今の「私」を頼りにすれば、プラトンみたいに見たことのない帰る場所だって見つけ出せるってことでしょうか。
  だから夢破れたように見える神さまの帰る場所も、本当はこの田舎じゃないどこか別の場所っていう意味かな、あの大ゴマは。

あーーー難しい。
でも超楽しいです。

  ホンマモンの哲学はきっともっと難しくて、下手なことを言ったら人生をかけて真剣に取り組んでる人たちに怒られてしまうんだろうけど、「てちゅがく」だもん、いいよね！

さあて、隔月じゃないからあと二週間ちょっとで続きが読めるという事実に気づいて今さら歓喜！！